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ヘタフェ対アラベス 飛び交うロングボールの中で久保建英は…

 

どうも!さあ今回は1月31日に行われたヘタフェ対アラベスの試合に出場した久保建英についてのレビューをしたいと思います!

 

まず総評としては"退屈"な試合でした。

 

しかし、これは誰かが悪かったわけではなく、両チームの戦術がロングボールで中盤を飛ばしてシンプルに前線に入れることを攻撃の主な軸として試合を展開しており、球際に対しては激しく行くので、ボールがリズムよく繋がる回数が極端に少なかったと言うだけです。

 

そしてこのような試合展開では中盤が飛ばされるので、久保建英やアレニャはボールを持てば何か起こりそうな予感はありましたが、ほとんど存在感はありませんでした。

 

ただ、久保自身はサイドに張り付くだけでなく、アレニャとポジション交換しながら中に入ったり、ハーフスペースでボールを引き出そうとするなど、久保が得意なプレーエリアでプレーしようという意識は見えましたし、チームでの自由度は高いのかなと思います。

 

しかし、前述した通り中盤を飛ばしたロングボールがこの試合はほとんどだったので、セカンドボールを回収することが大事だったのですが、そこの仕事は出来なかったという印象ですね。

 

ここがこのチームで生きていくためにはかなり大事なのかなと思います。

 

逆サイドのククレジャはよく走るし、セカンドボールも拾って持ち前の推進力でプレスを次々と掻い潜って状況を打開していました。

 

ククレジャとは役割は違うと思いますが、セカンドボールを拾うことと、このチームは足元でボールを落ち着かせることができる選手が少ないので、久保がその役割を担うことが最低限できないといけないのかなと思いますね。

 

あとは結果ですね。

 

これがついてくればもっとボールも集まると思うし、何より久保自身が一気に楽になると思うので、ここは出来るだけはやく何らかの数字が出て欲しいですね。

 

久保建英に対する周りの評価基準の違和感

よく久保にシーズン10点とって欲しいとかいうコメントを見かけたりするのですが、というか僕自身がそう思ってたりもしたのですが、最近は久保建英はそこで自身の価値を高める選手ではないんじゃないかと思うようになりました。

 

というのも、久保の試合中のプレーパターンは大きく分ければ2つあって、1つはサイドに張って一対一を仕掛ける場合。もう1つはハーフスペースでボールを受けて前を向く。

 

このパターンが非常に多い気がしました。

 

それに対してシュートのパターンはそんなに多くなく、基本は右からのカットイン一本。エリア内での動き、例えばダイアゴナルランなどはほとんど見たことがありません。クロスの際に中に入っていく時はたまにありますが、ヘディングでの得点はこれまでのキャリアでほとんどないと思いますし、可能性は低い。 

 

となれば久保はどちらかと言うとゴールやアシストという数字よりはそこの前の役割であるチャンスクリエイト数に目をつけるべきではないかなと思います。

 

ダビドシルバやモドリッチがイメージとしては浮かびますかね(もちろんこのレベルの選手達は目立った数字も残していますが。)

 

久保建英がどういった成長をし、どういった活躍をしてくれるのか。期待したいですね!